「テロとの戦争」とは何か - 西谷修

とは何か テロとの戦争

Add: serorav91 - Date: 2020-12-14 21:44:24 - Views: 4736 - Clicks: 4070

けれども昔からそうだったわけではない」 “戦争”の有り様は文化圏によっても違う。西谷氏がまず言及したのは古代中国だ。 「中国の最初の王朝・殷が何百年も続いて、次にできた周。このとき太公望という人物がいて、彼などは今風の国家間戦争をやっているが、その次の漢は、戦争ではなく、周辺をとりこみ、その中央に漢があるという体裁にした。周辺諸国には朝貢をさせ、そこを治める権利を漢が認めてやるというシステムだ。 その後、中国は周辺諸国とはそういう体制で関係を維持してきた。日本もその周辺国のひとつ、東夷(とうい)なんて呼ばれた。卑弥呼の倭の国も中国に正当性を認めてもらった国ということになっている。琉球もそう。東アジアはこういう独自の国家間のとりきめでやってきた」 そうした国家間バランスが崩れていくのが近代だという。 「明治時代になってヨーロッパを真似した近代国家になり、国家の認識も変わり、東アジアのバランスも変わった」 そもそも日本には戦争はなかった、と西谷氏は言う。 「日本にあったのは、いくさ。いくさのほかには、乱とか役とか、変とか、そう呼んだ。後3年の役とか、島原の乱とか、本能寺の変とか。戦争というのはWARという英語からの翻訳で、日本史に戦争が出てくるのは、日清戦争。このときはじめて日本は西洋型の国家間戦争の概念を取り入れ、西洋型の戦争をした」. 〈テロル〉との戦争 - 9.11以後の世界 - 西谷修 - 本の購入は楽天ブックスで。全品送料無料!購入毎に「楽天ポイント」が貯まってお得!. 11以後の世界』 以文社 Author: 岩崎, 稔 Created Date: 10:02:29 PM.

11後の「テロとの戦争」 小野 少し話を戻すと、当時、駒場ではまず語学の授業を担当してもらってから講義をしてもらう、みたいな感じだったんですか。 西谷 そうですね。私の場合はフランス語を2年教えた後、明治学院で. 11以後の世界』(以文社 年 / 「〈テロル〉との戦争」増補新版 年) 『理性の探求』(岩波書店 年) 『アフター・フクシマ・クロニクル』ぷねうま舎、年 『戦争とは何だろうか』ちくまプリマー新書、年. 西谷氏は続ける。 「やがてヨーロッパの国同士がどんどん、植民地を増やし、世界中で関係しあうようになった。そうすると、ひとつの国で起こった悶着が、連鎖的に他の国を戦争に巻き込むという事態になる。こうして起きたのが、第一次世界大戦だ。 産業すべてが戦争に動員され、国家総動員で戦争に望むスタイルになった。勝つためには戦地で相手の兵隊を倒すだけではなく、その国の産業もつぶさないといけない」 そのうえで、「戦争が全国民や産業を巻き込む、手に負えない、大きなものになればなるほど、戦争を終わらせるのが難しくなっていく。戦争をやめましょう、なんて言えない。言ったらそういう人物は失脚させられるだけ。国そのものが破壊されるまで戦争が続けられることになる」と指摘した。. その他の標題: テロとの戦争とは何か. はじめに戦争の輪郭 戦争について考える、というのがここでのテーマですが、後に述べるような理由から、今では「戦争」や「平和」という言葉の輪郭がほとんど崩れてしまっています。そこで、まずは戦争というのがどういうことなのかを輪郭づけることから始めましょう。 実際に「戦争. 11 イゴ ノ セカイ Language: Japanese Published: 東京 : 以文社,. See full list on iwj. 9 Description: vii, 206p ; 20cm Authors: 西谷, 修(1950-) Catalog.

11以後の世界 / 西谷修著 Format: Book Reading of Title: テロ トノ センソウ トワ ナニカ : 9. 究極の戦争とは 20世紀以降、戦争は世界と人間をどう変えたのか。思想の枠組みから現代の戦争の本質を剔抉する。文庫化に当り「テロとの戦争」についての補講を増補。. 「テロとの戦争」とは何か - 9.11以後の世界 - 西谷修 - 本の購入は楽天ブックスで。全品送料無料!購入毎に「楽天ポイント」が貯まってお得!.

戦争か侵攻か? 正義はどこにあるのか? 戦争する権利の誕生、共和国と義勇兵、戦争の世界化と総力戦、核兵器の登場、冷戦後の世界と9.11. 11以後の世界 西谷修著 以文社,. 〈テロル〉との戦争 ──9. Amazonで西谷 修の「テロとの戦争」とは何か―9. テロ後にどんな現実が姿を現し、これから世界はどこへ向かおうとしているのか。 いま、私たちが思考すべきこととは何か。 内外の識者たちが様々な角度から行なった思索を集める。.

「100分 de 名著」の番組公式サイトです。誰もが一度は読みたいと思いながらも、なかなか手に取ることができない古今東西の「名著」を、25分×4. テロと「文明」の政治学 : 人間としてどう応えるか / 坂本義和 執筆 これは「戦争」ではない : 世界新秩序とその果実 / 西谷修 執筆 ヤー、アフガーニスターン、ヤー、カブール、ヤー、カンダハール. 90年代の「戦争論」と 9. 徹底討論 アメリカはなぜ狙われたのか 同時多発テロ事件の底流を探る 岩波ブックレット - 西谷修のページをご覧の皆様へ HMV&BOOKS onlineは、本・CD・DVD・ブルーレイはもちろん、各種グッズやアクセサリーまで通販ができるオンラインショップです。 11以後の世界 / 西谷修著 資料種別: 図書 出版情報: 東京 : 以文社,. Title: 西谷修 『「テロとの戦争」とは何か : 9. 11以後の世界 フォーマット: 図書 責任表示: 西谷修著 言語: 日本語 出版情報: 東京 : 以文社,.

「テロとの戦争」とは何か : 9. 西谷 修書誌id: baisbn:x 子書誌情報. 「冷戦時代、米ソは互いに経済効率を競った。しかし社会主義も老朽化し、“分子は自由に動き回っているほうが熱を発する”ブラウン運動の法則ではないが、自由経済のほうが良いということになり、ソ連は崩壊、世界は一元的になってしまった」 グローバル時代の始まりである。. 西谷修 「テロとの戦争とは何かー9.

☆『「テロとの戦争」とは何か 9.11以後の世界』-<西谷修/著> 以文社刊 理恵 ( 年2月15日 03:19 ) 9. 11があり、世界に「テロとの戦争」のレジームが敷かれた頃から、その変化の捉え方・論じられ方が. 第二部は西谷修氏の講演「戦争化する世界と非戦の思想」 その概要は以下のとおりである。 ①「戦争化」する世界、最近の変質. 11以後の世界 西谷修. 11以後の世界」 以文社年 「テロとの戦争」とは何か - 西谷修 1800円+税. 。. この西洋型国家間戦争がさらに変容するのは、フランス革命のときからだ。そう西谷氏は言う。 「国王の首をはねることで、フランスには支配者がいなくなり、国民が主権者になった。そして、その余波を恐れたヨーロッパの各国が、国民主権国家を認めたくないので、フランスに攻めてくる。このときフランスでは義勇兵が集って戦った。自分たちの主権国家を守るために」 義勇兵は、自らの自由や権利を守るために自発的に集って戦った。「自由か、然らずんば死を」といった具合に、である。それまで、ヨーロッパの王様たちは戦争のときは傭兵を雇っており、フランス以外ではそれが主流だった。しかし、である。 「傭兵は命を賭けて戦おうなんて思わない、給料をもらって生きて帰りたいからほどほどにしか戦わない。しかし義勇兵は命を賭して戦うから強い。こういうフランスの革命軍を、さらによりよく機能させたのがナポレオン。その甲斐あって、ヨーロッパを制覇してしまった」 西谷氏は言う。 「ナポレオン戦争は、国民が国のために戦うという戦争の始まりになった」 傭兵が、国民からの義勇兵になったという転換は、やがて「徴兵制」に変わっていく。加えて産業革命で技術が飛躍的に向上し、武器の破壊力が格段に増した。 「この頃から、戦争が起きるたびに、被害と破壊が甚大になっていく。こうして近代型戦争の時代へ突入していく」.

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「国そのものを破壊できる」――そんなニーズに応えて開発されたのが原爆だ。西谷氏は続ける。 「こうして、ひとつの国を破壊するだけの技術ができてしまうと、強い国は、それぞれ破壊兵器を保持して、他国を牽制しあうようになった。これが冷戦の時代だ」 このあたりにくると、戦後世代にもわかりやすいだろう。破壊兵器の存在によって、大国間の戦争は牽制され、見かけ上は平和が続いた。この武器を持つことによる抑止を、相互確証破壊(Mutual Assured Destruction)、略してMADと呼んだ。 西谷氏は言う。 「MADです、つまり『キチガイ』。こういうのを作った人たちは、自分たちのしていることをわかってやっているんです」. 中古本を買うならブックオフオンラインヤフオク!店。まとめ買いで更にお得に!! タイトル 「テロとの戦争」とは何か 9.11以後の世界 作者 西谷修 販売会社 以文社/ 発売年月日 /09/ご入札する前にご確認いただきたいこと. 「テロとの戦争は『敵』を勝手に決め、どこにいようが攻撃。国内を非常時にして強力な制圧と統制を生む」 ~西谷修・立教大学大学院特任教授が警鐘. 「テロとの戦争」の当面の結果が、アフガニスタンの徹底的な破壊であり、さらには「最悪」を更新し続けるパレスチナの惨状である。「テロリスト」ならどんな手段で撲滅してもかまわない、いや「文明世界」の安全のために殲滅しなければならない。ブッシュとその仲間がそう宣言し、世界. 戦争とは何だろうか/西谷修(ちくまプリマー新書:ちくまプリマー新書)のhontoレビュー(感想)ページです。本の購入に. 『西谷修 ブログ』の関連ニュース. Bib: BAISBN.

西谷修 「テロとの戦争」とは何か 9. では、「西洋型の戦争」とはどのようなものか。 西洋が西洋型の戦争をするようになるのは17世紀からだ。17世紀、最後の宗教戦争とも呼ばれる三十年戦争の終結の講和が開かれ、このときに国家の概念が決められた。 領土を保有する国家はそれぞれに法や宗教を決めることができ、他国に干渉されない、そういうシステムを作ることができている領邦を国と呼ぶ。これがウェストファリア条約(※)と呼ばれるもので、このときオランダやスイスが独立国になり、ドイツは国として認められなかった。 国と国とは相互承認関係で成り立つ。西谷氏は、「翻って、戦争をすることができるのも国だけ。中央権力を持つ主権国家だけが、他国に働きかけ、戦争をすることができるという考え方に代わった。戦争とは国と国とが行うものという西洋型の戦争がこのときはじまる」と説明する。 「では、国と国とでない戦争は何というか? 内乱だ。こんなふうに戦争の定義ができるとともに、戦争にもルールが生まれた。フーゴー・グロチュース(※)という人が戦争と平和の法というのを書いて、『徹底的な破壊』をしてはいけないとか、戦争を始めるにあたっては宣戦布告しなきゃいけないとか、そういう戦争時の国際法を作った。平和なときにも法があるが戦争にも法というかルールがあるという考えだ」 さらに西谷氏は続ける。 「ヨーロッパは主権国家の集まりで、それぞれ戦争をすることができるし、してきた。しかし戦争というのは損もするので、強い国とはしないほうがいい。こういうふうにお互いをけん制して勢力均衡を保ってきた」. 「普通のひとたちは戦争のことを話したがらない。戦争のことを話したがるのは、戦争をしたいと思っているひとたちだけ。だから戦争が嫌だと思う人たちこそ、戦争のことを考え、話していかなくてはならない」 西谷氏の講演は、このような切り出しで始まった。 「戦争にはいろいろなイメージがある。今、現代で起こっているのは“テロとの戦争”。しかしこれは21世紀の新しいタイプの戦争。我々が戦争を考える時、まずイメージするのは国家間の戦争だと思う。国家を総動員して戦艦ヤマトだとかゼロ戦だとかが出てきて. 亡霊のような国家間戦争を煽って軍事化誘導する日本の政治指導者たち 岩上安身責任編集 - IWJ Independent Web Journal戦争にも「法」があった時代. 11以後の世界 フォーマット: 図書 タイトルのヨミ: テロ トノ センソウ トワ ナニ カ : 9. アメリカ・宗教・戦争 西谷修 / せりか書房 /03 税込¥2,200 「テロとの戦争」とは何か 9.11以後の世界 西谷修 / 以文社 /09 税込¥1,980: 不死のワンダ-ランド 増補新版 西谷修 / 青土社 /10 税込¥2,860.

11以後の「テロとの戦争」について書かれた本を何冊か読んでいるが、これも、年の秋の発行だが、的確に「テロとの戦争」についてその内実を暴い. 結局この戦争は、すればするほど新たな「テロリスト」を生み出すメカニズムとしてしか機能していない。「テロとの戦争」 はそのように標的をみずから生産することで、戦争の必要性そのものを永続的に生み出してゆく倒錯した戦争なのである。. 〈テロル〉との戦争 : 9. 【無料試し読みあり】戦争とは何だろうか(西谷修):ちくまプリマー新書)軍事力で平和は守られるのか? 敵は誰なのか? 宗教戦争からテロリストとの戦争まで、戦争の歴史を辿る。日本の戦後が終わり、世界が戦争状態に入ろうとしている今、改めて戦争とは何なのかを考える。. 戦争とは何だろうか (ちくまプリマー新書) 著者 西谷修 (著). 『戦争とは何だろうか (ちくまプリマー新書)』(西谷修) のみんなのレビュー・感想ページです(5レビュー)。. 11 イゴ ノ セカイ 言語: 日本語 出版情報: 東京 : 以文社,.

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